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広まり始めたアセクシュアルの認知

村上 裕

こんにちは。
ゲイの心理カウンセラー村上裕です。

今日の記事では、心理カウンセリングのご依頼を通してここ3年半で感じたことのひとつを書こうと思います。
カウンセリングルームP・M・Rは私自身がゲイであることから、LGBTQI当事者や周辺者からのご依頼がとても多いのですが、ご依頼をくださるクライアントの方々にアセクシュアルやノンセクシュアルの方々が増えました。

ここでアセクシュアルについて少々解説をすると、セクシュアル・マイノリティ=性的少数者には、アセクシュアルも含まれます。
人が生来生まれ持つ性的指向のパターンとして、社会学・心理学の領域では異性愛・両性愛・同性愛・無性愛の4つの指標が取り上げられることが一般化してきました。
とはいえ、誰か特定の社会学者・心理学者の方が人間という生物が生まれ持つ性的指向がこの4つだ、と定義しているわけではないのですが、最近までの性的指向と性自認の科学的研究に加えて社会への認知度の普及とともにこの4つに定着してきたようです。

アセクシュアルについては、2022年にコスモポリタン様より取材を受けた際の記事が公開されているので、関心がある方はぜひご覧ください。
担当者の方が、公平な視線で記事を書いてくださっています。
 
 
引用:「恋愛感情があっても性的欲求を感じないという性の在り方のなかには生まれつきのセクシュアリティから、トラウマなどの心理的要因に基づく性嫌悪まで幅があります。2つが重なったケースもありますし、人によって様々です」と、村上さんは言います。
https://www.cosmopolitan.com/jp/love/sex/a40149620/should-i-have-sex-with-my-partner/
 
Blog20221214.jpg
 
 
アセクシュアルで常に意識しなければいけないのは、アセクシュアルが他のセクシュアリティと重なることがあるということです。
例えば、異性愛でアセクシュアル、両性愛でアセクシュアル、同性愛でアセクシュアル、という重なりを持つ方々がおられます。
性的指向と性自認は異なるベクトルなので、トランスジェンダーでアセクシュアルという方々もおられるわけです。
心理カウンセリングの現場に立たせて頂いていると、LGBTQIの認知の普及はLGBTだけに恩恵があるだけでなく、とりわけ異性愛でアセクシュアルという属性の方々にもプラスの効果があるように思います。

異性愛の方々の文化では、男女の恋人は性交渉をするもの、婚姻した男女の夫婦は性交渉をすべき、という概念がひときわ強く、異性愛でありつつアセクシュアルであるという方々は非常に苦しい思いをしておられましたが、アセクシュアルというセクシュアリティの認知が広まることによって、ご自身が異常というわけではないのでは、という気づきを得るきっかけが増えたようです。
多様性を尊重しようという気風は、LGBTだけに恩恵があるだけでなく、異性愛者の文化の中でご自身がアセクシュアルだと気づかずに孤立している方々にとっても追い風になっているのを感じています。
 
 
●カウンセリングルームP・M・R
~マイノリティ当事者と周辺家族へ、安心できる心の支援を届ける~
 
Tel : 03-6454-0918
Address : 〒165-0026 東京都中野区新井3-17-7
Mail : info@pmr-co.com
WEBサイト : http://www.pmr-co.com/
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著書:「孤独な世界の歩き方」http://goo.gl/7Ky4UB
 

Posted by村上 裕

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