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【 台湾研修レポート01 】海外で発見する自分の可能性(レポーター:村上裕)

村上 裕

この文章は、24日(水)の台湾に向かう飛行機の中で書いています。
飛行機に乗るといつもワクワクするのが、雲の上の光景です。
 
人生で初めて飛行機に乗った時も今日のように重い曇り空で、どことなく、気分も沈んでいました。
飛行機が乗ったことのない乗り物だったことも大きいと思います。
飛行機独特のあのゴゴゴゴゴゴ…フワッ!っていう滑走の後にグングンと浮かび、、、、あっと言う間に大地が遠く小さくなって、広い世界の景色が観えて。
地上が遠いなあと思っていると、白い雲に突入し、、、、、、、たら、雲の上は青空だった!!!
科学の教科書で知識では知っていたし、雲の上は晴れてるなんて、そりゃ当たり前なんですよ。
でも、地上から空を見上げた時の曇り空は、どこまでも厚く雲が続いているような気がして、なんだか世界に閉じ込められているような気がしました。
当時は10代で社会のことも知らなかったし、ただただ、ゲイとして生きていかなきゃいけないんだという不安しかなかったんですよね。
 
でも、あんなに厚く続いているように思えた雲が、あっという間に突き抜けてどこまでも晴れた青空になるんだっていう経験と実感は、当時、とても感動したし嬉しかった。
たとえ、先が見えない霧のような不安の中にいても、進んでいけば道が開けるんだと思えた。
飛行機に乗って雲の上に出ると、いつも、この時の気持ちを思い出します。
あと1時間で台湾に到着…。
初めての台湾、とても楽しみです!

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そして、この文章を書いているのは、台湾滞在2日目の夜です。
初日はホテルに着いて力尽き、回復した頃に近くの六合夜市で食べ歩きに。
出店の屋台で晩ごはんを済ませるって、近所のお祭りの夜くらいだったんですが、こっちは毎日それが当たり前だったりするので、文化の違いって面白いなあとほんとに思います。
 
今日は昨日の受け取りに間に合わなかったモバイルWifiを受け取りに、高雄空港まで行きました。
初日はホテルのタクシー送迎サービスを使ったので、台湾の地下鉄は初体験!
僕は臆病なので、ほんとにもう不安で不安で…。
ホテルの無料WifiでPCと携帯のネットが繋がるうちにとにかくアレコレ調べたものの、やっぱりいざ駅から電車に乗ろうとすると、右も左も分からず…。
が、困った時には近くの現地の人に聞く!という最終手段で、ようやく高雄空港に到着。
無事にモバイルWifiの受け取りができました。
 
海外の旅で楽しいのは、チャレンジができることです。
日本でするチャレンジって、どこか失敗できない感があって心がこわばる感じがあるんですが、海外だと「できなくて当たり前」なので、自分に変なプレッシャーを与えずに色んなことにチャレンジできます。
それに、恥ずかしがらずに他人に頼れるようになるんですよね。
日本に居る頃の自分に足りないのは、こういうところなんだなと自覚した日でした。
 
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そして!!
夜からは、学校法人自由学園男子高等部で、僕が外部顧問をさせて頂いている「性の自分らしさを考える自由の会」の顧問教師の高野慎太郎先生と、12月のシンポジウムの件で打ち合わせ。
 
去年から「キャリアとLGBT」の観点でご一緒にシンポジウムをしようと企画をしていたのですが、高野先生のご尽力で今年実現ができました。
当初は、小さな教室で分科会でもいいからやろう、と進めていたのですが、なんと、日本キャリア教育学会第40回研究大会の、正式なグランドフィナーレシンポジウムとして開催することに!!!
 
シンポジウムは「「 生産性がない 」とは言わせない! LGBT × 教育で未来をつくる 」という、例の出来事を踏襲しているタイトルです。
タイトルの時点で、僕個人は深く同感です。
共有頂いた詳細はこんな内容です。
 
ーーーーー
 
【 タイトル 】
「 生産性がない 」とは言わせない!LGBT×教育で未来をつくる!
  
【 解説 】
社会学者の宮台真司さん、ReBitの三戸花菜子さん、カウンセラーの村上裕さんをお招きして、LGBTと教育について、早稲田大学で語ります。誰もが自分らしく生きられるために何が必要か、ご一緒に考えましょう。( 高野慎太郎 )
 
URL:https://kokucheese.com/event/index/538959/
 
ーーーーー
 
日本キャリア教育学会は1953年に創設された歴史ある学会で、キャリア・カウンセラー資格の管理団体でもあります。
キャリアカウンセラーは、行政施設や企業、学校の相談室等によく居ますね。
 
ここでいうキャリアは仕事の昇進や転職という事だけではなくて、人生全般におけるライフキャリアを指しています。
今年は12月7日(金)〜9日(日)まで、早稲田大学にて3日連続で大規模なシンポジウムを開催なのですが、最後のグランドフィナーレプログラムがこのシンポジウムに!!
裏での分科会の開催も無いことが、更に凄い!!!
 
すみません。
!が多いんですが、本当に凄いんですよ。
こういった学会系のシンポジウムは5,000円〜10,000円前後の参加費がかかるものなんですが、今回、参加費が無料で先着制300名です。
 
しつこいですが、300名規模で参加費が無料というのは、本当に凄いんです。
 
このシンポジウムの時間帯の会場費や人件費、他経費を、非営利団体の学会が全て負担するわけですから、このシンポジウムそのものは赤字です。
最後のプログラムは人が入りやすいイベントなので、非営利団体にとっては運営費や活動費を得るチャンス。
そんなイベントを無料にするというのが、日本キャリア学会のお気持ちだと思います。
300人規模となると、経費はかなりの金額ですから、、、本当に、凄いです。
また、現在時点で既に150名以上の申し込みがあるとのこと。
 
なので、ゲイの心理カウンセラーとしても、それなら全力を尽くさねば!と思い、このシンポジウムで初めての試みをします。
 
カウンセリングルームP・M・Rでは、様々なマイノリティの方々が人生のご相談をしてくださいます。
LGBT当事者の方々からどんなご相談が多かったのか、この11年の情報を数値化するという試みです。
 
念の為にきちんと書きますが、この数値化というのは、●●さんの悩みは…という個人情報の公開では無いです。
例えば、家族に関するご相談がどれくらいか、仕事に関するご相談がどれくらいか、恋愛は、生き方は、、という、ご相談のカテゴリーを集計して数値化します。
 
データ公開にあたっては、一切の細かな個人情報も、絶対に開示致しません。
仮に個人情報に関することを求められたとしても、僕は心理カウンセラーなので絶対にお答えしません。
( ※時々、クライアントの情報について尋ねられることがあるので、ここで明文化させて頂きます。m(_ _)m )
 
セクシュアル・マイノリティ当事者の心理相談でどんなカテゴリーのご相談がどれくらいあるのか、という数値化された情報は、おそらく日本で初めて公開するデータになると思います。
しかも11年分なので、データの母数が膨大です。
 
このデータは、学校関係の方、企業の人事系の方、行政の方はもちろんですが、様々な方に役立つと思っています。
きっと、マイノリティ当事者の人にも。
悩んでいるのは自分だけじゃないこと、独りぼっちじゃないこと、たくさんの人が同じように悩んでいること。
貴方の悩みは、ちっぽけじゃないこと。
人生の、大切なできごとであること。
そういうことを、今もどこかで悩んでいるマイノリティの仲間達に、感じて貰えたら。
 
 
というわけで、台湾レポートのつもりがシンポジウムの解説になってしまいましたが(すみません…)、ご関心のある皆様、ぜひご来場ください!!
 
 
●日本キャリア教育学会第40回研究大会「 多様性が輝く社会をデザインする 」
URL:https://kokucheese.com/event/index/538959/
 
2018台湾合宿14
 
 
●カウンセリングルームP・M・R
~マイノリティ当事者と周辺家族へ、安心できる心の支援を届ける~
 
Tel : 03-6454-0918
Address : 〒165-0026 東京都中野区新井3-17-7
Mail : info@pmr-co.com
WEBサイト : http://www.pmr-co.com/
Twitter : https://twitter.com/crpmr
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著書:「孤独な世界の歩き方」http://goo.gl/7Ky4UB
 
 
Posted by村上 裕

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