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LGBTのカミングアウトサポートへの、クラウドファンディング応援のお願い

村上 裕

2017年5月31日より、ReadyForにてクラウドファンディングへのチャレンジをスタートさせて頂きました。
クラウドファンディングというのは、あるプロジェクトの実施をするために必要な資金を、そのプロジェクトと必要と感じる方々や、応援したいと思ってくださる方々から支援して頂くことで、プロジェクトの開催をしようという試みのことです。
支援してくださった方々へは、プロジェクト実施者から、リターンという名称で各種の御礼が送付されたり実施されたりします。
通常の募金や寄付と異なるのは、プロジェクトをしたい人とプロジェクトを支援する人の間に相互関係があることです。
 
●LGBTカミングアウトに大切な心の知識を全国の家族に伝えたい
https://readyfor.jp/projects/lgbt-comingout-pmrsupport
 
 
今回のチャレンジの内容は、
 
(1)カミングアウトをしようとするLGBT当事者にとって、大切なこと。
備えておかなければならない心の準備はどんなことか。受け手側の心境を考えるとき、見落としがちなことについて。
 
(2)カミングアウトを受けた家族や友人にとって必要なこと。
当事者が求めることの多い理解とはどんなことか。受け容れ方と、アウティングにならない関わりかたについて。
 
このふたつを、北海道〜沖縄までの全国15ヶ所で勉強会・講演会を開き、LGBT当事者と家族に伝えたいという内容です。
P・M・Rが10年の中でお聴かせ頂いてきたカミングアウトとアウティングにまつわるお話しと、なぜそうなってしまうのか、そして、どうしたらいいのか、を実際のケースを参考にしてゆきながら、心理学とカウンセリングの観点からお伝えします。
LGBT当事者と、親、異性配偶者、友人等の周辺の方々、双方に必ず役立つ内容です。
また、LGBT施策を進めたい企業・教育機関・行政の方々や、LGBT支援をされたい各分野の専門家の方々にも、必ず役立ちます。
 
このチャレンジの目的は、今回の勉強会・講演会を契機にして、各地域の(A)LGBT団体、(B)対人支援・心理支援者、(C)行政・教育現場、の3者を繋ぎ、LGBT当事者や周辺家族・友人を地域で支援する仕組みづくりをすることです。
各地域の(A)(B)(C)の皆様にお声がけして共同開催を行うことで3者の連携の下地をつくり、勉強会・講演会が終わっても、地域の支援が循環してゆくようにしたいのです。
その理由は、ハフィントンポスト日本版にて、詳細を書かせて頂きました。
 
●ハフィントンポスト日本版 
「一橋大学アウティング事件」の次に、LGBTのニュースで起こること
http://www.huffingtonpost.jp/yutaka-murakami/hitotsubashi-university-outing_b_16937306.html
 
今現在の(A)(B)(C)は、地方であればあるほど、それぞれが孤立しています。
そうして、どこにも行き場が無く、悲しい出来事が起こるのです。
一橋大学アウティング事件がそうであったように。
私は、一橋大学アウティング事件のようなできごとが、家族、学校、企業、地域で起こってゆくことを、とめたいと願っています。
 
 
しかし、カウンセリングルームP・M・Rが所在する東京から全国15ヶ所の移動費だけでも120万円を超え、会場費や宿泊費を含めると非常に高額となります。(※講師やスタッフの人件費は一切含めていません。)
そのため、今回、カミングアウトを「する側」と「受ける側」の心理支援に関心ある皆様にご支援をお願いしようと思い、ReadyForにて、クラウドファンディングにチャレンジすることにしました。
 
●LGBTカミングアウトに大切な心の知識を全国の家族に伝えたい
https://readyfor.jp/projects/lgbt-comingout-pmrsupport
 
カミングアウト・アウティングによって、これ以上悲しい出来事が起こるのを止めたいと、志を同じくする皆様のご助力と情報の拡散を、どうぞ宜しくお願い致します。
もう誰も、悲しい亡くなり方をしないために。
 
ReadyFor01
Posted by村上 裕

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