【 P・M・Rイベントレポート♯02 】「 LGBTの心理支援者の会 ♯02 」

イベント
05 /08 2017
2017年5月4日(木祝)19:30〜22:00 に、渋谷にて第2回目の「LGBTの心理支援者の会 ♯02」を開催しました。
当初の定員は10名でしたが、お申込みが一気に10名を超えてしまい、急ぎ、20名の会場を取り直しました。
それでもお申込みが多く、最終的には27名の方がお集まりになられました。
(※超過した7名分は会場の椅子が足りず、椅子をご持参頂いてのご参加でした。)
 
お集まりになった方々も本当に多様で、LGBT当事者の心理支援をすでに行っている方々(カウンセラー、精神保健福祉士、相談員)、LGBTのメンタルヘルスを研究している研究者の方々、ゆくゆくはLGBTの支援を行いたいと考えている方々、周囲にいるLGBTの友人や同僚をサポートしたい方々、など、とても多様な顔ぶれでした。
同日のお昼に開催された「カミングアウトをしたいLGBT当事者と、カミングアウトを受けた家族・友人のための、心の勉強会」に比べると「支援をしたい」という目的意識が明確な方々が多かったため、会場はすさまじい熱気!
 
おひとりおひとりにして頂いた自己紹介の時には、なぜLGBTの支援をしたいかという理由や背景を交えながら、情熱のある言葉を発信して頂きました。
 
今でも思うのは、一橋大学の事件が起こっていた渦中のあの時に、こんな会があったらということ。
一橋大学のスクールカウンセラーが、こんな会に繋がっていたなら、ただただ人を助けようとしたスクールカウンセラーが、結果としてサポートできず、人が亡くなるということは、起こらなかったと思うのです。
 
それを強く感じたのは、ある企業内の人事担当者の管理者の方の言葉でした。
 
「自社の中で、LGBT当事者の従業員の方々に対して、ストレートである自分に何ができるだろう、と不安だった。
でも、今日話しをして、最初から完璧を目指さなくてもいいんだと思えた。
一緒に取り組んでいけばいいんだと思った。」
 
と言う言葉に、支援をしようとする人だけが頑張るのではなくて、支援を求める人と共に、最良の方法や仕組みをつくってゆけば良いのだと思いました。
 
また、ある教員の方は、
 
「今の教育現場の教師は、ジェネラリストであって、いわば何でも屋さんのようなもの。
スペシャリストとよべる専門家が居ない。
そのため、学校の中で教師達は悩んだり困ったり、苦しんでいる。
このような専門家のチームに学校の先生も参加することで、教師が必要としている支援に繋がることができると思う。」
 
と仰っておられました。
これもまた事実で、教育現場の遅れという言葉で、教員の方々が責められることの多い昨今、先生たちが悪いのではないと強く思います。
 
企業の人事部も、学校の先生も、誰もがなんとかしたい、良くしたいと思っていて「どうすればいいか」が分からないだけ。
「LGBTの心理支援者の会」での繋がりが、尊い使命感や責任感からLGBT施策を進めてゆこうとする素晴らしい方々の支援にもなればと思います。
 
また、LGBTの心理支援にすでに携わっている方々やこれから目指そうとする方々、学術的な観点から研究をしている研究者の方々の交流からも、新しい観点や発想、課題の発見が生まれていたことも、本当に素晴らしかったです。
早くまた開催して欲しい、と強くリクエストを頂いたので、できるだけまた早くに開催できるよう、頑張りたいです。
 
P・M・Rはこの10年、LGBTの心理支援の最前線で、踏ん張り続けてきたと思います。
他に誰もいないから、と、孤立感を感じながら取り組んできたとも思います。
でも今、社会がこんなふうに変化をしてきたことで、LGBTの心理支援に携わりたいという方々や、携わる方々がたくさんいる。
P・M・Rが知っていることを皆さんに共有してゆきながら、今度は、「みんな」でLGBTの心理支援に取り組んでいけばいいんだな、と感じました。
 
支援をしたい人が安心して支援をしてゆけるように、私も多様な支援のありようを知り、認め合いながら、みんなで。
 
●LGBTの心理支援者の会
http://www.pmr-co.com/index.php?LGBT%E3%81%AE%E5%BF%83%E7%90%86%E6%94%AF%E6%8F%B4%E8%80%85%E3%81%AE%E4%BC%9A
 
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村上 裕

【 ごあいさつ 】

はじめまして。
2007年に創業した、カウンセリングルームP・M・R代表の、ゲイの心理カウンセラー村上裕と申します。

性自認は男性。
セクシャリティはゲイ(男性同性愛者)です。

ゲイの心理カウンセラーではありますが、セクシャリティの枠にとらわれず、いろんな方からのご相談をお賜りしています。
ゲイの方から心理カウンセリングのご依頼を頂くことが多いのは事実ですが、
レズビアンの方、
トランスジェンダーの方、
クエスチョニングの方、
ゲイのご家族(妻、親御様、兄弟姉妹)の方、
ゲイに全く関わりのない方、
からのご相談も頂いています。

皆様、ありがとうございます。


もしも、カウンセリングやカウンセリングルームP・M・Rの活動にご関心を持って頂けたなら カウンセリングルームP・M・R とインターネット検索をして頂くか、下記URLをご参照下さい。
 
●カウンセリングルームP・M・R
http://www.pmr-co.com/


今日もまた、心理カウンセリングを求める方から、カウンセリングルームでご相談を聴かせて頂いています。
どうぞ、お気軽においでくださいね。


ひとを傷つけ、時に死に至らしめるような残酷さと、
苦しみの底に居る人の、生きる支えになるような暖かさ。

その両方を持っているのが人間だと思います。
そして、そんな人間といういきものが、私は本当に大好きです。


※これをご覧くださった誰かがお声をかけてくださらなくても、私のブログやWEBサイトが、生きることが楽しくなるような、充実した時間を過ごせるような、そんなきっかけになることを目指しています。


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